index（索引）＜造園例＜造園工事施工例。（2004/08/12 ･Image）　

庭のリフォーム。

１０数年前に新築されたそうです。
いまや子供も大きくなってさほど手間がかからなくなったので、
もう少し仕事に専念したいとのことでした。

そこで現在、オープンな庭を、
もっと整理された手間のかからない庭にしたいとのことでした。
加えて、休日には家族がリラックスしてくつろげるような、
周りからのプライバシーを配慮した空間にしたいとのことでした。

正面外周。

施工前。









施工後。


　　　　
　　　

既存の土留めブロックから、新たにブロックを７段積み重ねて外部からの視線を遮る。
道路側から見たブロック塀の高さは、約１．８ｍ。
５箇所くりぬき窓を設けて通風採光を確保する。
塀の高さと窓が、プライバシーとコミュニケーションの調和を保っています。

塀の後ろが花壇になっていて、 湿気が溜まらないよう地下に「水抜きパイプ」を設ける。 ←（この水路は花壇の地下から外部側溝へ向かう。）

←　「勝手口」拡大。 自転車が出入り出来るようにスロープにし、 滑り止めに幾筋もの「切れ込み」を入れてます。 また、薄い黄色の着色を施し、 ｺﾝｸﾘｰﾄのいかめしさを和らげています。

　庭。

施工前↓

　←施工後。

既存の「点景木（シンボルツリー）」を中心に、レンガで床テラスをこしらえる。
既存の景石を配置替えして座りやすくしています。
人が溜まりそうな場所です。
夏には木陰となり、冬には陽だまりとなってとても気持ちが良いことでしょう。
たとえそこまでいかなくても、それが目の前に「ある」というだけで、なんとなく落ち着きます。

　　　　　　　　　施工中。

←ミキサー（セメント混錬機）の掃除。 セメントが固まる前に掃除をしないと、 とんでもない目に合う。

　

発掘と再発見。

初めて施主様宅へ伺ったときは、驚きました。
メーカー既成の屋根テラスの下が、なんと施主様お手製の「部屋」となってるではないか。
これは正に男のロマンス･･･。　

確かに、世の中から「夢」が消えた。
「夢」失くして素晴らしい仕事などありません。
そうした「夢」を大切にしたいと思います。

表面上の体裁に惑わされない、そうした暮らしの力強さ感じさせる現場でした。
施主様、ありがとうございました。

庭から眺める。

ステップ

ステップを上がる

室内から外を眺める。

どれ、外へ出てみるか。