――イメージをカタチに(・Image)―― index<外構例< 市。外構工事(2004/12/04 西宮市郊外)。 文化の記憶。 |
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郊外の、とある住宅街の通りを曲がると、
ちょっと変った庭が見える。
なにも、大きいからでも豪華だからでもありません。
とにかく変ってる。見上げると、
なにやら地面から這い上がったような感じ。
そう、山のイメージ。
施工後。→
ベースモルタル25K+バイエル特黄320G=実行
敷地への入り口。
長い階段ですが、とってもすなおです。
濡れると暗く、乾くと明るい色に変ります。
四季のうつろい、気候の変化にたいして素直に反応します。
合成塗料を含まない、とってもデリケートな階段なのです。
色というよりも、
肌触りというか質感そのものが、自然に調和している。
雨降りの直後↓ (湿気を含んだコンクリートが濃くにじんでいる) ![]() |
← → | ↓晴天の日![]() |
階段の仕上げには 少しだけ顔料(色粉)を含ませています。 コンクリートのいかめしさを和らげるだけでなく、 迷わず、まどわされず、戸惑うこともない、 より自然に近い感じの色です。→ |
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階段から見上げた山型「門柱」。 ![]() 門柱正面。 門扉を開ける 曲線のアプローチ、そして入りこんだ植栽が、
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山形「門柱」は、見る位置と角度によって、その表情を様々に変える。 さらに「塗り壁」の表情は、 湿度、気温、「明るさの質(波長の長短、光の直射・反射・拡散、…etc)」等などによっても、 その趣きを微妙に変化させる。 |
こうしたごく身近な「身のまわり」のことについて、私たちはどれだけ知ってるだろう? その感じ方も、それぞれ人間の数だけあるのです。 そうした文化の記憶を大事にしたいと思います。 |
門柱のスタイル。
山型門柱を、異なる角度と視点からながめる。
夏の高温多湿、冬の低温乾燥と日本の四季は際立っています。
雨が降った後、乾燥へと変化する、壁面の模様に注目。
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↓部分拡大。